Happylight 鎌倉 加美尾花

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FUN FUN FAN ! 10 虫!




大正期 川北電気製作所製 ( 現パナソニックエコシステムズ )

あまり聞きなれないメーカーだと思うが、明治42年創立の由緒正しき会社。
会社は二つに分かれ、一方はパナソニックエコシステムズに、
もう一方は、電力、電設の大手インフラメーカーの川北電気工業として有名。

扇風機が電気扇と呼ばれていた昔、
商店や会社などがリースで借りて使っていたらしい。
以前の記事にも書いたが、扇風機は「 未来 」だったのだから、、、
それは個人が安々と買えるようなものでなかったのは想像に難くない。
その時代に東芝などと競い、扇風機の製作を始めたメーカーであるから、
かなり先進的な会社だったのだろう。 う~ん、社史っておもしろい。





これは今まで仕入れた物の中で、最も酷いコンディションだった。
作業はスタッフの ふくたぁ~ が行ったのだが、
彼も 「 骨の折れる作業になりそうだ、、」と思いつつ裏ぶたを開けたところ、
「 あれ? 何かがいる! 」 良く見ると体長2cm程のカメ虫?みたいな虫がいた。
「 いた 」と言うのはこちらの言い分、と言うか表現で、
彼から( 彼女? )したら住んでるのかも知れない。
残念ながら奴はしゃべってくれないので事の経緯は分からないのだが、
扇風機の構造上、体長2cmの虫が入り込む入り口は見当たらないし、
そのうえ内部のRに沿った形に体も奇形してるし、、、

聞きたい事は山ほどある。
「いつからいるの?」 「食事はどうしてたの?」 「目、見える?」 「大変だった?」
もちろん黙して語らず、、、不器用に体をゆっくり動かすだけだ。
子供の頃ファーブルはあまり読まなかったので、虫には詳しくないし。
もちろん茂みに放してあげた。おてんと様の下、元気に生きて行って欲しいものだ。

井伏鱒二の「 山椒魚 」を思い出した。





ボディはあまりに酷い有り様だったので、下時をしっかり整えようと
磨きをかけていったら、思いのほか良い具合の風合いが出てきた。
なので塗装はせず、ずっしりとした鉄の重量感が醸し出るように、、、





川北製は形は良いのだけれど、エンブレムがいまひとつ、、、
なので購入を躊躇していたのだけれど、この初期型のエンブレムはカッコイイ!
これが付いている初期型はレア品。
何でエンブレムのデザイン変えたんだろう・・・・





川北電気製作所製、大正10年前後   PRICE / 48000円

H / 450mm
プロペラ直径 / 300mm

扇風機創世記のものにつき首振りなし!



3月21日 追記

昨日お客様から指摘があった。

「 これ、プロペラが逆回転なんだよね~ 」
「 お金貯まったら買いに来るね 」

いやぁ~、気がつかなった。
良く見りゃ、プロペラの傾きも逆になってる。
扇風機が出来た当初のものにはこんなのもあったんだ・・・
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