Happylight 鎌倉 加美尾花

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

ふたつのソンクラーン

タイソンクラーン

開戦前の早朝、自宅前運河の向こう、朝靄の廟

今日はタイのお正月。
タイ語でソンクラーン。
以下はしろくまが体験したふたつのソンクラーン。


Part 1 像の棲むまちで、、

托鉢のため朝靄の残る通りに出た。

すると向こうからマットミーを纏った
枯れ枝の様な二人の老婆がゆっくりと、
まるでスローモーションのように、
こちらに歩を進めてきた。

穏やかな笑みを湛えた老婆は、
白粉(おしろい)をつけた指で僕の頬をそっとなぞる。
そして銀の手桶に張られた水を手で掬い、
ほんの少しだけ素足にかける。

ふたりは僕に「 あなたが幸せでありますように 」 と、
小さく言う。そして美しい合掌をし、
来た時と同じように静かに去って行った。


マットミー / シルクの織物で仕立てたサロン
托鉢 / 僧侶が生活に必要な最低限の食糧などを乞い、信者に功徳を積ませる事。
合掌 / 礼拝の仕草。両手のひらを胸または顔の前で合わせる。





Part 2 バンコク狂乱!

さぁ、覚悟して出かけるか、、、
ハラ減ったし。
身支度を整えコンドミニアムの門を出る。

「 バッシャ!!」

あ~ぁ、、三歩も持たずかぁ・・・・

橋を渡り小路の入口で躊躇し立ち止まる。
150Mも歩けば表通りに出る。
が、行く手にはニヤニヤと悪辣な笑みを浮かべた餓鬼どもが
ワラワラと武器を抱えて待ち構えてる。
背中にタンクをしょって一発で1リットルくらい
発射出来るゴツイやつ。やたら水圧の強い飛距離抜群のやつ。
手に手に趣向を凝らした武器を携行している。
奴らにとって弄りやすい日本人は恰好のターゲットだ。

踏み出して5歩。
すでに川に落ちたも同然。

大通りに出る。
ピックアップトラックにドラム缶を積んだ車が、
背後から迫る。
恐怖の放水車だ。
街中のそこかしこに臨時の弾薬庫、
いや、給水所が設けられてる。

お店も屋台も全部休み。
仕方ない、、歓楽街に向かう。

四方八方から手が伸びてくる。
白粉塗られる、水掛けられる、
白粉塗られる、水掛けられる、
白粉塗られる、水掛けられる、
永遠のループ・・・・

普通の水は我慢しよう。
けれどもいかに常夏とはいえ氷水は勘弁。
嬌声が聞こえる。
声の方向を見ると氷が入ってるポリバケツに、
外人の女の子が頭から刺さっている。
ぅぅ……、怖い、、

それが国中、三日三晩続く。

最近はこの究極の無礼講祭りを楽しみに、
日本からツアーを組んで行く連中もいるらしい。
興味があれば、どうぞ。
俺は、ぃぃゃ・・・



ソンクラーン祭りについて

関連記事

| OVERSEAS | 22:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://kamiokahappylight.blog.fc2.com/tb.php/406-121d9ecf

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT