Happylight 鎌倉 加美尾花

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Pendant light an-726




1960年代のペンダントライト。

このタイプのシェード全般に言える事だが、
本来はブラケットライトだったか、または多灯式シャンデリアに
ついていたシェードのひとつかも知れない。



しろくまが幼稚園児だった頃、家業のひとつに喫茶店があった。
その名は 「 越路 」 渋い名前だ、、、
園から帰り店に飛び込んで行くと、
ウェイトレスのおねえさんが、「 なに食べたいの? 」と、
毎日チョコパフェやフルーツサンデ―やらプリンアラモードなんかを食べていた。
高度経済成長期に入った頃とはいえ、まだ貧しさが残っていた時代にしては、
ずいぶんと贅沢な幼少期を過ごさせてもらった。

当時、桜井さんという若い女性がバイトに来ていてた。
しろくまは彼女が大のお気に入りで、彼女も猫可愛がりしてくれたものだ。
まあ、初恋の人と言って良いかもしれない。
記憶の中の桜井さんは、そりゃたいそうな美人だった。

それから何十年経たある日、母親と彼女の事を話した事があった。
その時はじめて知ったのだが、彼女は日活映画( ポルノ映画路線以前 )の
大部屋女優さんで、女優業だけでは食べられないのでバイトに来ていたらしい。
程なくして 「 越路 」 を辞め故郷に帰ったそうだ。
その時その桜井さんとの2ショット写真を見つけた。





満面の笑みを浮かべ桜井さんに寄り添う自分、
そしてその自分を傍らに引き寄せ抱く桜井さんが
モノクローム写真の中に収まっていた。
でぇ、桜井さんはどうかというと・・・

おぉ~、黒木メイサじゃん!

想像通り、いや想像以上の美人さんだった。
まあ、とにかく黒木メイサだ。

母親曰く、桜井メイサさんは当時「 越路 」でバーテンをしていた、
自分の叔父と付き合っていて、彼との別れも彼女を故郷に向かわせた、
ひとつの理由であったそうな。
それを聞いて何故だか勝手に、ふられた気分になり、
ちょっと落ち込んだ・・・



何故、そんな子供時代の思い出話を書いたかというと、
純喫茶 越路 はこんな感じの照明ばかりだったと思う。
だからこの雰囲気のシェードを見つけると、
ときおり越路の事を想い出し、懐かしくなる・・・

クラッシクなスタイルのものは今でもレプリカだったり、
それを模した雰囲気のものがいくらでもあるけれど、
この時代の、なにをモチーフにデザインされたか分からない、
デコラティブで独特の雰囲気のものは、、ない!
この時代だけのものだ。

つくづく50年代から70年代は個性的な時代だったのだと思う。


H   /  145mm
W   / 110mm

PRICE / 20000円

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